FRK-RX62N (14) printf (3) KPIT GNURX SCI2011年06月22日 20時49分53秒

FDT SCI Download
今回 FRK-RX62N のSCI1 に接続することができたので SCI から flash write を試してみる。
JPP1 open (MD0)
JPP2 short (MD1)
JPP4 open (NMI)


ComPort は4になる。
FDT の設定は USB と同じで
入力クロック: 12MHz
メインクロックの逓倍比: 8
周辺クロックの逓倍比: 4
これで書き込み開始。USB に比べると遅いが問題なく書き込みできる。 できれば FDT 以外でも書き込みできればいいのだが今のところ見つからない。


さて、本題は 「KPIT GNURX で printf を使う」 だ。
副題として、[SYSLAB blog 読者 限定公開 第一弾 GNURX printf の使い方 Optimized 編]
しかし、中身は無いに等しい。ほとんど Renesas のサンプルをコピーするだけだ。


それでは始めよう。
1.KPIT GNURX で新規プロジェクトを作成する。
2.前回作成した hardware_setup.c を新規プロジェクトの中にコピーする。
3.main を新規プロジェクトの中にコピーする。
4.ソースの中の stdint.h をローカルから読み込むようにする。
  #include "stdint.h"
  もちろん stdint.h はプロジェクトディレクトリにコピーしておく。そうでなければ stdint.h をinclude しないようにして uint32_t などを unsigned int と書き直せばよい。
5.serial_printf.c をプロジェクトにコピーする。

 



6.KPIT GNURX [ELF] Toolchain の Library Generator は
  Library type が Pre-Built
  Select library が Optimized
  (次回は Newlib でもやってみよう)
7.後はコンパイルして書き込むだけ。


しかし、問題が無いわけではない。FDT で書き込む時 mot file exceeds the flash ROM size of RX600 Series device という警告が出てくる。
exceeds the flash ROM size
FDTがうまく動かない場合は S-record file の2行目を削除してしまおう。
S30900001000xxxxxxxxxx となっている部分。
でも、本来このデータは ROM に入っていなければならないはずだが...
そのうち何とかすることにしよう。おそらく次の GNURX では直っていると思う。
表示は Renesas のサンプルそのまま。
GNURX printf



欲を言えば、送受信割り込み+リングバッファ対応としたいところだ。


参照:Renesas Application Notes RX600 Series Adding Printf and Scanf Support (R01AN0509EU0100)
環境:High-performance Embedded Workshop Upgrade 4.09.00
    KPIT GNURX v11.01 Windows Tool Chain (ELF)

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