TRZ1104A (7) 可変引数マクロ と TeraTerm2011年05月02日 20時08分55秒

TeraTerm
printf の関係で可変引数マクロを調べていて見つけたのが「可変個引数マクロを使う」の中で述べられている以下の方法。
#if defined(DEBUG)
#define DEBUG_PRINTF(fmt, ...) \
  printf("%s:%d:%s\n", __FILE__, __LINE__, __func__); \
  debug_printf(fmt, __VA_ARGS__)
#else
#define DEBUG_PRINTF(fmt, ...)
#endif
こんなことができるなんて知らなかった。さっそく rprintf でもやってみる。
ファイル名 main.c の 61行目 関数名は main
なかなか便利そう!


もう一つ、TeraTerm の使い方
TeraTerm は DTR と RTS の制御ができないと思っていたが「マクロでIO操作すれば使えるようになります」という言葉を見つけた。というわけで以下のマクロを登録し(setdtrrts.ttl)
connect '/C=3'
setrts 0
setdtr 1
setdtr 0
µVision4 から Customize Tools Menu の Argumentsを以下のように設定することで、 TeraTerm も使えることがわかった。
/M=setdtrrts.ttl /BAUD=115200
ただし、古い TeraTerm はこのマクロに対応していないようなので新しいバージョン(Ver 4.59 以降)に入れ替える必要がある。


参照:
可変個引数マクロを使う
MARY(超小型ARMマイコン基板)用 lpcsp

TRZ1104A (8) Keil µVision4 + GCC で動かしてみる (MicroBuilder LPC1114ReferenceDesign)2011年05月09日 20時38分01秒

MicroBuilder LPC1114ReferenceDesign Code Base
TRZ1104A は、もうやめようと思いつつまた動かしてみた。MicroBuilder LPC1114ReferenceDesign CodeBaseは µVision4 を使わないなら make 一発だ。しかし、ここでは根気よくプロジェクトを作成していく。ディレクトリが細かく分かれているのでソースを拾い集めていくのが大変だ。そして、やっとのことでエラーもなくリンクできた。
しかし、何かおかしい...
Build target を実行すると毎回コンパイルするファイルがある。ソースもヘッダーもコンパイルオプションも変更して無いのに....
それどころか変更したファイルのオブジェクトが更新できて無い場合もある。前からおかしいと思っていたがファイルの数が多いので目立ってしまうのだ。それではと、make を実行してみる。ついでに CodeLite も、こちらの方は特に問題ないようだ。これって µVision4 が悪いのではなくパソコンに不具合があるのだろうか?


ま、深くは追求するまい。


そうそう、コンパイルして実行するといきなり右上のような画面になる。コマンドを付け加えれば簡単なモニタになりそうだ。


µVision4 Build わかったこと:
1.ソースに include する file がない場合毎回コンパイルする。
2.ソースに include する file が標準ヘッダだけの場合毎回コンパイルする。
3.ソースに include する file が WorkSpace 内にあって Include Paths が設定してない場合毎回コンパイルする。
  #include ”.\sys\my.h” (この例では sys の path を指定していない場合。)


以前から依存関係がおかしいと思っていたがこれはどう見ても手抜きだろう。MDK-ARMの場合こんなことはないので、もしかすると以下のオプションが働いているためかも知れない。でも、gcc には使えないようだ。
-o ".\*.o" --depend ".\*.d"


環境: TRZ1104A(LPC1114) + Keil µVision4 + GCC
参照:LPC1114ReferenceDesign

TRZ1104A (9) 不具合 (1)2011年05月13日 22時22分56秒

TRZ1104A またの名を MARY-MB と言う。
この基板も時々動作がおかしくなる。


最初に気が付いたのは Flash への書き込みができなくなった時だった。
Reset 釦を押しても Reset が効かない。
USB ケーブルを抜き差ししても変化なし。
特に熱を持っている部品もない。
Reset に関係なく、延々と FLASH 内のプログラムを実行し続けている。


壊れたものと思って1時間位放置しておいてから USB ケーブルを接続すると Reset がかかるし、書き込みもできる。
いったいどうなっているのだ!
今のところ原因不明。


web を検索してみるが特に不具合の報告はない。
FRK-SH2A に続いてこの基板もか?
ただ、頻度が低いので検証が厄介だ。

Raisonance Ride7 & ARM Tools (14)2011年05月14日 08時25分32秒

Raisonance の Ride7 と RKit-ARM は Activation が必要になるようだ。 インストールしてから7日間は制限なしで使えるが、それ以降登録してなければ使えなくなるなる。
登録は Serial、Dongle、RLink で行う。


リリースが遅れていると思っていたら、こんなことやっていたのね。


便利な環境だと思っていたのに....


というわけで free で使える最終バージョンになるかもしれない
Ride7 version 7.30.10.0169
RKit-ARM version 1.30.10.0356
はぜひ確保しておこう。


参照: RKit-ARM Software Installation for ARM Core-Based Microcontrollers

KPIT GNU Tools (18) GNUV850 v11.01 Windows Tool Chain (ELF)2011年05月18日 21時51分07秒

Kpit から GNUV850 がリリースされた。
意外と早い対応だった。
ということは RL78 もそのうちリリースされそうだ。


参照: KPIT GNU Tools and Support