Raisonance Ride7 & ARM Tools (15) LPC1114FHN33/301 を追加2011年06月06日 22時58分23秒

LPC1114-301
Raisonance の Ride7 & RKit-ARM に LPC1114-301 を追加してみよう。
しばらくは現在のバージョンでがんばってみることにする。


さて、まずは CMSIS のヘッダーファイルをコピー
core_cm0.h
core_cmInstr.h
core_cmFunc.h
system_LPC11xx.h
LPC11xx.h
ついでだから LPC122x LPC13xx LPC17xx LPC18xx Cortex-M4 などもコピーしておこう。
どこにコピーするかというと、ここだ。
Raisonance\Ride\lib\ARM\include
そのつど用意してもよいがここに入れておくとパスの指定をしなくてよいもので...


次に、新規作成するもの
●crt0_LPC11x.s
 これは crt0_LPC17x.s をベースにして作成する。
 アセンブラの部分 str を strb にして Vectors Table を書き換えるだけ、簡単にできるがつまづくのはいつもここ。
●LPC1114-301.reg
 レジストリデータ、書き終えたら実行する。
 もちろんレジストリエディタを使って直接入力してもよい。

 

●LPC1114-301.sim
 Simulator data、必要な項目のみ記述する。

 



最後は修正及び追加だ
●ARM.config に LPC11 を追加
 else if(processor.substr(0,4) == "LPC2")のあとに追加する。

 

●HFARM.XML に LPC1114-301 を追加
 SubFamily を追加し、そこに LPC1114-301 を登録する。

 

●GNUtools.js に LPC11 を追加
 handle start of flash の部分を修正

 

 split the Flash in two parts and add a CRP word の部分を修正

 



これで新規プロジェクトを作成すれば、いきなり main でよいはずだ。
余力があれば LPC12、LPC13、LPC18 あたりも追加したいところだ。
私の持っている ARM は LPC2388、STM32F103VB LPC1114/301 だけなので当面この環境で問題ない。


さて、環境が整ったところでひとつ TRZ1104A を使って LED 点滅をやってみる。
問題ないようだ。


割り込みを使ってみる。
....
動かない。
今日のところはこんなものか?


環境:Ride7 version 7.30.10.0169
    RKit-ARM version 1.30.10.0356