CQ-LM3S3748 (3) blinky LED2012年10月22日 21時59分09秒

いつもの LED 点滅からはじめよう。
ベースにしたのは「ファームウェア開発パッケージ」 SW-EK-LM3S3748-9453.exe の boards\ek-lm3s3748\blinky 。変更したのは blinky.c と blinky.ld 。そのまま使ったのは startup_gcc.c 。

blinky.ld は MEMORY の部分のみ変更。オフセット 0x1800 を入れてみた。
変更前
MEMORY
{
    FLASH (rx) : ORIGIN = 0x00000000, LENGTH = 0x00020000
    SRAM (rwx) : ORIGIN = 0x20000000, LENGTH = 0x00010000
}
変更後
MEMORY
{
    FLASH (rx) : ORIGIN = 0x00001800, LENGTH = 0x0001E800
    SRAM (rwx) : ORIGIN = 0x20000000, LENGTH = 0x00010000
}


blinky.c は port.f0 を port.g2 に変更しただけ。

 



後は µVision の設定だけだ。
では Target の設定を見ていこう。まず Device 、当然 LM3S3748 を選択。
Options for Target Device


µVision が気に入っている理由のひとつ以下のように外部 Tool が簡単に使えること。ここでは elf file からバイナリファイルを作る。
arm-none-eabi-objcopy.exe -O binary !L.elf !L.bin
Options for Target User


Compile Thumb Code にチェックを入れる。
Options for Target CC


リンカースクリプトファイルを指定する。
Options for Target Linker


ここでも外部 Tool LMFlash.exe が簡単に使える。もちろん Device Database に登録しているのでいちいち書き込む必要もない。
Command: C:\Program Files\Texas Instruments\Stellaris\LM Flash Programmer\LMFlash.exe
Arguments: -r -v --interface=USB --offset=0x1800 "!L.bin"
Options for Target Utilities


設定ができたら、コンパイル、書き込み。
どちらもワンクリックだ。
クリック直後に LED が点滅する。書き込みも高速だ。
いいね~。

環境:CQ-LM3S3748
    + SW-EK-LM3S3748-9453.exe
    + Keil MDK-ARM V4.53
    + GCC Sourcery CodeBench Lite 2012.03-56
    + KPIT Cummins GNU-Archive Editor v1.1
    + KPIT Cummins GNU-Map Viewer v1.0

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログのタイトルは?(syslab と記入してください)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://syslab.asablo.jp/blog/2012/10/22/6611336/tb