優先席 ― 2016年11月09日 22時35分39秒
久しぶりに電車に乗って気が付いたのは
妊婦や子供連れ、年寄りがドア付近にいて邪魔になることだ。
邪険にするつもりはないが人の出入りが多いのでやはり邪魔になる。
しばらく観察していてシートの色が異なる部分があることに気が付いた。
よく見ると小さく優先席と書いてある。
妊婦・子供連れ・老人・具合の悪い人などに優先して使ってもらおうという趣旨らしい。
そういえば以前はシルバーシートという青年中年専用のシートがあったのを思い出す。
名前は変わったがやはり元気な青年中年用の席であるようだ。
ほかの席に比べて空いている場合が多いようで元気な青年中年は真っ先に優先席を目指すようだ。
そして座るとすぐに寝たふりをする。
これはしばらく観察していると、みんな同じようにふるまっているので、それが決まりごとになっているのだと推測できる。
というわけでドア付近でたたずんでいる妊婦や子連れ、老人はつり革にも手が届かないのでドア付近にいるしかないのだ。
そうこうしているうちに、とある駅から足元もおぼつかないおばあさんが乗り込んできた。
そのおばあさんを見つけるや否や白髪の老人二人がさっと立ち上がり 「こちらへどうぞ」と手招きした。
ここでは老人に席を譲るのも老人か?
当然のことながら優先席に座った青年中年男女は動く気配すらなかった。
もちろん席を譲りたくないので寝たふりをしているのだから当たり前か。
それにしても先ほどのような老人がいつも乗り合わせているわけではないだろうから都内の老人、妊婦、具合の悪い人は大変だな。
そう言えば駅に来るまでのバスにも優先席があったがその席に真っ先に乗り込んだのはグッチやエルメスなどで身を固めた中年女性だった。
そしてすぐに寝たふり。
どうやら寝たふりをするのはお約束になっているらしい。
さすが山手線沿線に生息する住人だ。
しかしながら、席を譲った二人の老人は見ていて気持ちよかった。
都内にもこんな人がいるんだ。
そういうお前はどこで何をしていたんだ?
はい、優先席じゃないところの吊革にぶら下がっていました。
今思い出したがずいぶん昔のこと、座席に座って目を閉じていたところ誰かに膝を軽く叩かれたことがある。
「おばあさんに席を譲ってあげたら」と女性の声がする。
目の前の女性が乗り込んできたおばあさんのために、私に助言してくれたのだ。
女性に言われて動く自分が恥ずかしかったが立ち上がっておばあさんに席を進めた。
それ以来通勤電車の中ではできるだけ目をつぶらないようにしてあたりの様子を観察し、
すぐに動けるようにしている。
さらに老人といえば思い出すのが朝早くから自宅前の道路を掃除する老人だ。
毎朝、通勤で通るたび見かけたが掃き集めたごみはどうするんだろうと思っていた。
ある時たまたま掃き集めたごみを処理している場面に遭遇した。
側溝の小さな穴に掃き集めたごみを詰め込んでいるのだ。
おいおい!
やめてくれ!
そのための道具として園芸用のスコップを用意していることからいつもそのようにしていると想像できる。
ほんとにこの惑星の住人ときたら...
妊婦や子供連れ、年寄りがドア付近にいて邪魔になることだ。
邪険にするつもりはないが人の出入りが多いのでやはり邪魔になる。
しばらく観察していてシートの色が異なる部分があることに気が付いた。
よく見ると小さく優先席と書いてある。
妊婦・子供連れ・老人・具合の悪い人などに優先して使ってもらおうという趣旨らしい。
そういえば以前はシルバーシートという青年中年専用のシートがあったのを思い出す。
名前は変わったがやはり元気な青年中年用の席であるようだ。
ほかの席に比べて空いている場合が多いようで元気な青年中年は真っ先に優先席を目指すようだ。
そして座るとすぐに寝たふりをする。
これはしばらく観察していると、みんな同じようにふるまっているので、それが決まりごとになっているのだと推測できる。
というわけでドア付近でたたずんでいる妊婦や子連れ、老人はつり革にも手が届かないのでドア付近にいるしかないのだ。
そうこうしているうちに、とある駅から足元もおぼつかないおばあさんが乗り込んできた。
そのおばあさんを見つけるや否や白髪の老人二人がさっと立ち上がり 「こちらへどうぞ」と手招きした。
ここでは老人に席を譲るのも老人か?
当然のことながら優先席に座った青年中年男女は動く気配すらなかった。
もちろん席を譲りたくないので寝たふりをしているのだから当たり前か。
それにしても先ほどのような老人がいつも乗り合わせているわけではないだろうから都内の老人、妊婦、具合の悪い人は大変だな。
そう言えば駅に来るまでのバスにも優先席があったがその席に真っ先に乗り込んだのはグッチやエルメスなどで身を固めた中年女性だった。
そしてすぐに寝たふり。
どうやら寝たふりをするのはお約束になっているらしい。
さすが山手線沿線に生息する住人だ。
しかしながら、席を譲った二人の老人は見ていて気持ちよかった。
都内にもこんな人がいるんだ。
そういうお前はどこで何をしていたんだ?
はい、優先席じゃないところの吊革にぶら下がっていました。
今思い出したがずいぶん昔のこと、座席に座って目を閉じていたところ誰かに膝を軽く叩かれたことがある。
「おばあさんに席を譲ってあげたら」と女性の声がする。
目の前の女性が乗り込んできたおばあさんのために、私に助言してくれたのだ。
女性に言われて動く自分が恥ずかしかったが立ち上がっておばあさんに席を進めた。
それ以来通勤電車の中ではできるだけ目をつぶらないようにしてあたりの様子を観察し、
すぐに動けるようにしている。
さらに老人といえば思い出すのが朝早くから自宅前の道路を掃除する老人だ。
毎朝、通勤で通るたび見かけたが掃き集めたごみはどうするんだろうと思っていた。
ある時たまたま掃き集めたごみを処理している場面に遭遇した。
側溝の小さな穴に掃き集めたごみを詰め込んでいるのだ。
おいおい!
やめてくれ!
そのための道具として園芸用のスコップを用意していることからいつもそのようにしていると想像できる。
ほんとにこの惑星の住人ときたら...
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