エスカレーター2016年11月08日 23時08分46秒

成り行きで品川に宿泊することになった。
都心に宿泊するのは初めてだ。
というわけで公共交通機関に乗ることになった。
電車に乗るのも久しぶりだ。
久しぶりなので切符の買い方もなかなか難しい。
切符を買って自動改札を抜けようとするが抜けられない。
切符をセンサーのような部分に置いてみるが反応しないのだ。
故障していると思って別の改札機で試してみたが同じ結果。
困った、まさかこんなところで躓くとは思っていなかった。
一歩下がって自動改札機を見ると右端だけ異なった形をしている。
ここだけ切符投入口がある。
切符を投入してやっと入場できた。
この駅も昔は全て切符の自動改札口だったが今や切符の自動改札は1台だけになってしまったようだ。

無事電車に乗って乗り換えのためにとある駅で下車したが通勤時間帯ではないにもかかわらず大混雑している。
階段を上って別のホームに行きたいのだがなかなか先に進まない。
そうこうしているうちに次の電車が来てホームがさらに混雑する。

おいおい!どうしたんだ。

しばらくして階段が見えるところまできて混雑の原因が分かった。
階段の右端にエスカレーターができているのだ。
当然その分だけ階段の幅が狭くなっている。
さらに、エスカレーターは二人同時に乗る幅があるにもかかわらず左端に一人しか載っていない。しかも一人一人がエスカレーター3段分のスペースを空けているので搬送量はどう考えても四分の一以下だと思う。
「混雑しているのだから少しは頭使えよ」と思うが、馬鹿が多いのだから仕方ない。

そういえば昔スキーをやっていた頃、上越地方にスキーに行ったことがあるがリフトに乗るのに何時間もかかった。
原因は、お察しの通りペアリフト或いはトリプルリフトに一人ずつ乗るからだ。
係員は二人で乗れとか三人で乗れとか言っているが誰もその指示に従わない。
結局一日券を買ったのに数回しか乗れなかった。
それ以来上越では土樽以外行かなくなった。土樽は小さなスキー場でコースは一本しかないが不快な思いをすることがなかったし人も少ないのですぐ知り合いになれるとこもいいところだ。
宿泊はいつも土樽山荘で金曜日の夕方、会社からスキーの道具を持って電車に乗り込んだ。
土曜、日曜スキーを楽しんで日曜昼過ぎの電車で家に帰った。

そのスキーもやめてから何十年もたってしまった。
ああ!伊藤周左エ門さんは元気だろうか?
今でも土樽山荘はやっているのだろうか?

今日は腹の立つことが多かったが土樽山荘の事を思い出して少し心が和んだ。

まったくこの惑星の住人ときたら...