main までたどり着いたところで今一度 reset_program.asm の内容を確認する。
①R15 にスタックアドレスを設定
②内蔵メモリアクセスモードを設定
③データ領域の初期化
④HardwareSetup 関数を呼び出し
⑤浮動小数点ユニットの初期化
⑥ステータスレジスタの設定
⑦main 関数を呼び出し
今までのところこれで問題ない。しかし、気になっていた INTHandler の設定がどこにもない。VBR を設定しなければならないはずだ。VBR をデフォルトのまま使うなら INTHandler のセクションを 0x100 にしなければならない。そうでなければ VBR に対して
INTHandler は 0x100 のオフセット
TLBmissHandler は 0x400 のオフセット
IRQHandler は 0x600 のオフセット
となる。①と②の間にベクタベースレジスタの設定を挿入する事にする。
●RESETPRG\SH4A.asm 変更(reset_program.asm のもとになるファイルに上記の内容を反映)
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\GNUSH_Info\Generate\RESETPRG\SH4A.asm
上記変更を行うと今度は vhandler\sh7450.s の具合が悪くなってくる。というわけで
先日のソースを一部変更。
●vhandler\sh7450.s 変更
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\GNUSH_Info\Generate\VECTTBL\SH7450.c
ここらで割り込みの確認だ。 main 関数から set_cr() を実行して一般不当命令の例外処理をやらせてみる。
画面では分かりにくいかもしれないが割り込みが発生し _INTHandlerPRG を実行している。また、ベクター 180 の interrupt function も実行される。
これで一通りのことはできたと思う。後は現物が入ってからだ。
環境:High-performance Embedded Workshop Version 4.09.00.007
KPIT GNUSH v12.02 Windows Tool Chain (ELF)
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