KPIT GNU Tools (15) Debugger2010年05月05日 21時42分58秒

さて、今度はデバッガーを使ってみよう。
いやシミュレータというのかな?

一度こういうのをやってみたかった。
写真をたくさん使ったやつ

先日、作成したデバイス SH7262CQ でワークスペースを作成する。
これはワークスペースを読み込んでコンパイルを行った直後の画面だ。
DefaultSession

まずセクション情報を確認してみよう。
ここでは 0x1c000000 から 0x00000000 に変更してある。
実を言うと 0x1c000000 のまま動かす方法を知らないからだ。
Linker Sections

次に Debug Session を確認しよう。
Debug Session
DefaultSession
SessionSH-2A_Serial_Monitor
SimSessionSH2A-FPU_Cycle
SimSessionSH2A-FPU_Func
ができている。
これはワークスペース作成時に、以下の項目にチェックを入れると自動的に作成される。
Target System for Debugging

もう一つ、デバッグの設定も見てみよう。
これも自動的にできるので確認するだけだ。
デバッグの設定

ここまで問題がなければセッションを切り替える。
SimSessionSH2A-FPU_Cycle
もちろん、はい。
ChangeSession

これはよくわからないが CMT をシミュレートするのだろうか?
でも、CMT 以外は出てこない。
CMT

そしてダウンロード。
Download

最後に Simulator Memory Resource を確認しよう。
これもプロジェクトジェネレータが自動的に作成してくれるが、いかんせん間違いが多い。(私が間違えた。)
ここで修正して問題がなければ
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\Hardware\SH-2A\SH7262CQ.dat
を修正すればいいだろう。
この Simulator Memory Resource が間違っていると Memory Access Error などになる。
Simulator Memory Resource

あとは Reset Run でよい。
ハードウェアや割り込みはシミュレーションできないと思うが、安定度は高い。


環境: (HEW Version 4.07.01.004) + (KPIT GNUSH v1001 Windows Tool Chain (ELF))

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