Windows に便利なようで不便な Tool たち (2)2015年12月24日 20時04分53秒

ROBOCOPY
今のところ Windows7 も Windows10 も順調だ。
ここらでバックアップをとっておこう。
DELL INSPIRON 710m の経験から Windows7 のバックアップは以下のディレクトリを保存しておけばいいと思う。
ProgramData
Windows
Users
Program Files
そこでまず ProgramData を Windows Explorer で保存してみたがコピーできないファイルやディレクトリがある。
おそらくコマンドラインで copy や xcopy を使っても同じだろう。
move ではすべてのファイルとディレクトリが移動できるので、これに相当する copy があればいいわけだ。
探してみると ROBOCOPY があった。
オプションがいろいろあってわかりにくい。
整理してみよう

/E :: 空のディレクトリを含むサブディレクトリをコピーしたいので必要。
/COPYALL :: ファイル情報をすべてコピーしたいので必要。
/B :: バックアップ モードだとすべてコピーできるはずだから必要。
/R:0 :: 失敗する時は何回やっても同じ。
/W:0 :: 待機時間なし。
これでやってみる。
ROBOCOPY C:\ProgramData E:\win7\ProgramData /e /b /R:0 /W:0 /COPYALL
いつまで待っても終わらない。
強制終了してコピー先を見てみると
Application Data の中に Application Data その中に Application Data と Application Data のディレクトリが続いている。
/b を退けてみる。
やはり Application Data の連続だ。
/b の代わりに /e を退けてみる。
何もコピーできない。

/xj を追加。しかし、(通常、既定で含まれます)と書いてあるが?
ROBOCOPY C:\ProgramData E:\win7\ProgramData /e /b /R:0 /W:0 /COPYALL /XJ
コピーできた。
ただし、スキップしたディレクトリと不一致のファイルがあるようだ。
ここまできたら修復モードのコマンドラインでやってみよう。

やってみた。
不一致のファイルはなくなったもののスキップしたディレクトリはそのままだ。
調べてみると「ジャンクション」または「シンボリックリンク」と呼ばれるものらしい。
ジャンクションリンク


ならば /SL (シンボリック リンクをコピー)を追加。
ROBOCOPY C:\ProgramData E:\win7\ProgramData /e /b /R:0 /W:0 /COPYALL /XJ /SL 
となると、あとはジャンクション(接合ポイント)のコピーだ。
でもコピーできないんだから便利なツールじゃないね!
それにしても、この時間のかかりようはいったいなんなんだ。
これじゃまるで石器時代の道具だ。

今日のところはこの辺で勘弁しておいてやろう。

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