SH2 SH7085 (10) printf (2) KPIT GNUSH Simulator2011年09月04日 14時01分56秒

Simulator Debugger printf
Simulator Window に printf で表示できなかったのは少々(かなり)悔しい。
バージョンを変えてやってみることにする。
実を言うと別のコンピュータに KPIT GNUSH v1001 がインストールしてある。
それでは始めよう。


①先日の WorkSpace に printf という NewProject を追加する。
特に問題になる所はないが Target System for Debugging の所では [SH-2 Simulator] を指定しておこう。
Target System for Debugging



②作成した Project の中に Kpit の Simulated IO Samples の syscalls.c をコピーする。
ただし、下記のように若干修正がしてある。
#if で囲ってある所だ。

 

そして、 uart1.c これは 先日のサンプル SCI_UART を少し変更したものだ。

 

hwinit.c はプロジェクト SCI_UART と同じでいいだろう。
最後は main.c ただ printf と scanf を書けばよい。

 




③KPIT GNUSH [ELF] Toolchain Defines
先ほどの syscalls.c を Simulator で動かすために define する。
NEWLIB  0
SCI_printf 0
SimulatorIO & Optimized LIB enable



これで準備完了。
コンパイルしてReset Run で Debug Window に入出力できる。(右上の画面)
これで完全かというと、そういうわけではない。
ライブラリとの関係を示すと
		newlib	Optimized
SCI		○	○
Simulator	△	○
newlib を使った Simulator がうまく動かない。
scanf が暴走してしてしまうのだ。


くやしいが、もうこの辺で勘弁しておいてやろう。
シリアルは問題ないんだけどね~
SCI printf & scanf



環境:High-performance Embedded Workshop Upgrade 4.09.00
    KPIT GNUSH v1001 Windows Tool Chain (ELF)

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