Keil MDK-ARM v5.00 (1)2013年11月25日 20時18分55秒

µVision5
しばらく目を離している間に MDK-ARM は v5.00 になっていた。
サイズは小さくなって 300Mbytes 程度になっている。
しかし、Startup だとか include file 、SFD、Boards、Examples はなくなってしまった。
調べてみるとデフォルトで扱えるのは EFM32 XMCx000 LPC1800 LPC800 STM32xx のみで、これらも Pack された物を必要な分だけ Install する形をとっている。
サイズが大きくなりすぎたので過去の遺産をばっさり切り捨てたのだろうか?
ところで、従来の LPC1114 だとか MB9BF618T を扱うためにはどうすればよいのだろう?
MDK5 Software Packs には含まれてないのでほかを探してみる。
MDK Version 5 - Legacy Support に Legacy Support for Cortex-M Devices と Legacy Support for ARM7 & ARM9 があった。
この二つをインストールすることにより MDK-ARM v4.73 と同等になるらしい。
今の所めんどくさいだけのような気がする。

Keil MDK-ARM v5.00 (2)2013年11月30日 10時15分54秒

Device Database
今回からデバイスファイルの一部がパックして供給されている。
そのパックされた部分の device database が少し変わった。
緑色で表示されていて Update も Remove もできない。
さらに、ディレクトリの指定が $$Device:(device name)$ となったと同時に SFILE の指定がなくなったのだ。
調べてみると
C:\Keil\ARM\Pack\.Web\Keil.(Device Series)_DFP.pdsc
という名前のファイルに登録内容が記述されている。
今後、C:\Keil\UV4\UV4.cdb はなくなるのかもしれない。


今のところ従来のデバイスファイルも使えるのでパーソナルデバイスの追加もできるが、新しいデバイスファイルは追加・修正が難しそうだ。

この際なので Kpit の GNUARM-RZ も登録して使ってみよう。
GNU-Tool-Prefix:arm-rz-eabi-
GNU-Tool-Folder:C:\Program Files\KPIT\GNUARM-RZv13.01-EABI\arm-rz-eabi\arm-rz-eabi\

問題なく使える~♪



参照:
 Software Pack Concept
 Pack Description (*.PDSC) Format