今回追加するデバイスは SH7231
まだ入手していないので動作テストするのは先の話になる。
コンパイラのバージョンは KPIT GNU Tools GNUSH v0601
HEW のバージョンは 4.09.00
まずスペックを整理してみる。
ROM Start : 0x00000000
Vector Table End : 0X000003FF
ROM End : 0x000BFFFF (SH72315=0x000FFFFF)
Ram1 Start : 0xFFF80000
Ram1 End : 0xFFF87FFF
Ram2 Start : 0xFFFD8000
Ram2 End : 0xFFFDAFFF
ここでは SH72314 の設定だけにする。
ではさっそく始める。
①デバイス名を追加。(一箇所)
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\capp.det
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\cppapp.det
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\lib.det
SH2a の項目に SH7231 を追加。
②デバイス名とそれに対応するヘッダーファイル指定を追加。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\slib.det
SH2a の項目に SH7231 を追加してヘッダーファイルを指定する。
例)
[SH7231]
header\7231.h
③ヘッダーファイルを追加。
作成したヘッダーファイルを指定ディレクトリに入れる。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\SH2a\header\7231.h
④vectshead が未修正の場合は修正する。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\SH2a\vectshead
⑤セクション情報を追加。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\scapp.det
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\scppapp.det
SH2a の項目に SH7231 のセクション情報を追加して項目の後にヘッダーファイルを指定する。
[SH7231]
header\7231.h
⑥ベクターテーブルを追加。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\vcapp.det
例によってFPU なしの設定で使わなければならない。
さらにレジスタバンクも使えない。
環境: (High-performance Embedded Workshop Version 4.09.00.007) + (KPIT GNUSH v0601 Windows Tool Chain (ELF))
参考:
KPIT GNU Tools and Support
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