FRK-SH2A (7) 問題点 番外編 (3)2010年05月29日 13時31分15秒

不具合対策
不具合対策をやってみようという人のために
ちょっと注意点を


ショットキダイオードの極性を間違えると永久に動かない基板になってしまいます。
極性を間違えないよう十分注意してください。
また、改造をお勧めしているわけではありません。


ここに示すのはショットキダイオードを使う場合の最終案です。
最初のテストでは D3 と D4 しか使いませんでしたが D1 を加えれば完璧でしょう。
D2 はなくても大丈夫です。
D4 は一見なくてもいいように思えますが ISL9021 の場合必ず必要です。
これが無いとインターシルが言うところの reverse current protection が働いてしまいます。


ご健闘をお祈りします。

コメント

_ そら。 ― 2010年05月29日 19時46分40秒

やはり、不意に認識しないと言うのは精神衛生上良くないので対策致しました。

実装したのはD3とD4です。

おかげさまで、今のところ上手く認識して動作しています。

確かにSBDの極性を間違えるとCPUを壊しますね。

極性には注意して実装し、テスターのダイオード測定モードで確認しましたが、テスターのダイオード測定モードでもテスターから2.6Vくらい出ているので、よくCPUが壊れなかったと今さらながらヒヤッとしました。

ところで、D3とD4を入れた対策の動作原理ですが、D3はVINとVOの電位差をなくすため、D4はSBDの逆電流を利用してコンデンサを放電させると言う事で良いのでしょうか?

_ syslab ― 2010年05月30日 18時17分38秒

とりあえず、うまくいってよかったですね。

> D4はSBDの逆電流を利用してコンデンサを放電させる
詳しいことは私にもわかりません。
メーカーに問い合わせるのが一番でしょう。


普通はレギュレータにダイオードなんかほとんど使いませんよね。
私も数回しか使ったことがありません。
主に欲張りすぎてコンデンサをたくさん実装しすぎてしまった時ぐらいかな...


ところで、最近は電源シーケンスが必要なものが多いのでレギュレータのイネーブルを制御する使い方がほとんどだと思います。
このイネーブルを使っていればこの基板も何の問題もなかったのかもしれません。
試してみたい気もするのですが改造が大変そうです。

_ たなか ― 2010年06月12日 00時53分50秒

はじめまして。
大人買いをして3セットありますが、認識しない症状がでたのが1枚ありまし
た。残り2枚は、何度抜き差ししても大丈夫でした。ISL9021の個体差のような気がします。発生した1枚は、ご指摘のSBDの追加で無事動きました。ありがとうございます。
電圧の変化ですが、3枚とも3.3Vが電源OFF(USBケーブルを抜く)ですぐにグランド・レベルに変化しません。ずいぶん長い間、電圧がでています。1.2V側は3枚ともすぐグランド・レベルに落ちます。
個体差にしろちょっと厄介な問題だと思います。ましてや、位置付けがフレッシャー向けの学習教材なので、問題ありのような気がします。

_ syslab ― 2010年06月12日 06時33分46秒

お役にたてて何よりです。


そうですか3.3Vが残存ですか
デジタルオシロで 3.3V、1.2V、RESET を見てみたいですね。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログのタイトルは?(syslab と記入してください)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://syslab.asablo.jp/blog/2010/05/29/5123910/tb