Keil µVision3 で GNU C を使う (5)2009年03月06日 22時42分46秒

Keil µVision3
ここらでちょっとサンプルをコンパイルしてみよう。
gcc はサンプルがたくさんある WinARM にする。


インストールしたWinARM の中に STM32 と LPC23xx のサンプルがあるのでそれでいいかな。


まず、 STM32 から
C:\WinARM\examples\STM32F103VHB6_RevZ_Demo1 の中に
・New μVision Project で空のプロジェクトを作成。
   Target は STM32F103VB を選択する。(CQ-STARM を想定)
・Add File to Group 'Source Group1' で以下のファイルを追加する。
   main.c
   stm32f10x_it.c
・Project ⇒ Options for Target の
 CC Tab :
   Include Path : .\lib\inc を指定
   Compile Thumb Code :チェックを入れる
 Linker Tab :
   Linker Script File : .\stm32.ld を指定
   Include Libraries : stm32 を指定
   Include Path : .\lib を指定
この設定でエラーなしにリンクできるが、うまく動くかどうかは未確認


次に、LPC2388
C:\WinARM\examples\uvision_glue_test の中から
・Open Project で gluetest.Uv2 をオープンする
・Project ⇒ Options for Target で
   Device Tab : LPC2388 を選択する。(CQ-FRK-NXP-ARM を想定)
これもエラーなしにリンクできるがうまく動くかどうかは未確認。
まだ現物も手に入ってないし...


最後は ADuC7026 これはAnalog Devices ARM Projectsの中の ADuC7026 GPIO Example
・New μVision Project で空のプロジェクトを作成。
   Target は ADuC7026 を選択する。(FRK-ADuC を想定)
・Add File to Group 'Source Group1' で以下のファイルを追加する。
   blinky.c
   irq.c
   startup.S
・Project ⇒ Options for Target の
 CC Tab :
   Include Path : .\include を指定
 Linker Tab :
   Linker Script File : .\ADuC7026-ROM.ld を指定
動作は未確認


それはそうと、この Keil µVision3 はよく落ちる。
エラー処理が弱いのだろう、もう少し完成度を上げてほしい。
µVision4 Beta も出てきているけど


STM32F103VHB6_RevZ_Demo1
LPC2388 uvision_glue_test
ADuC7026 blink


参考: ARM projects

コメント

_ syslab ― 2009年03月08日 10時51分38秒

STM32 のサンプル STM32F103VHB6_RevZ_Demo1 これに
startup 又は crt0 のようなものが見当たらない。
このままでは動かないような気がしてきた。

_ syslab ― 2009年03月24日 18時44分49秒

STM32F103VHB6_RevZ_Demo1 は動かなかったので
Raisonance の crt0_STM32x.c を追加した。
この変更で LED は blink している。


動いているということか?

_ syslab ― 2009年03月26日 18時19分57秒

CQ-FRK-NXP-ARM が手に入ったので uvision_glue_test も試してみた。
LED は blink しているし uart も応答する


問題なく動作しているようだ

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