TRZ1104A (1) Keil µVision4 + GCC で動かしてみる2011年04月16日 15時24分39秒

TRZ1104A MARY-MB MARM1114-MB LPC1114/301
高いので買うつもりはなかったのに...


手を出してしまった。基板名はなんと言うのだろう。
TRZ1104A 、MARY-MB 、MARM1114-MB


さて、まずは Flash Magic をダウンロードする。今まで使っていたのが Version 4.50 インストールしたのは2年前になる。現在のバージョンは 5.86 ずいぶん進んだものだ。


次にサンプルの workspace を手に入れる。まずはCQ出版社の物を使ってみよう。PROG01_COLOR_LED でいいだろう。
Flash Magic で HEX ファイルを書き込んでみる。ずいぶん時間がかかる。2分たっても3分たっても終わらない。キャンセルして最初からやってみたが変わらない。どうしていつもつまづくのだろう、と思いつつ雑誌を見ているといつの間にか書き込みが終わっている。実に5分!
廉価なチップなので時間がかかるのだろうか?これでは開発効率が悪い。
lpc21isp ならばどうだ!
Synchronizing ......... でタイムアウトになる。


ここで cp210x のドライバを更新してみることにする。今入っているのはたしか CQ_V850 の時だから4年前のものだ。
仕切りなおして、もう一度


あっという間に書き込みが終わる。


やっとスタートラインにたどり着いたような感じだ。
気を取り直してディレクトリ PROG01_COLOR_LED の中に µVision4 で New µVision Project を作成する。LPCXpresso はgcc のはずだから uVision4 + GCC の環境に持ち込むのは容易なはずだ。


1.プロジェクトのグループにファイルを付け加えていく。
2.アウトプットファイルの設定をする。
Output

3.リストファイルの設定をする。
Listing

4.Cコンパイラの設定をする。
Define に __USE_CMSIS
IncludePaths に .\src;..\CMSISv1p30_LPC11xx\inc
MiscControls に -ffunction-sections -fdata-sections
CC

5.リンカーの設定をする。
linkerScriptFile に .\Debug\lpc1114_Debug.ld
IncludeLibraries に CMSISv1p30_LPC11xx
IncludePaths に .\Debug -L..\CMSISv1p30_LPC11xx\Debug
MiscControls に -Xlinker --gc-sections
Linker

6.ユーティリティーの設定をする。
ここに Flash Magic を登録しておくと便利だ。パラメータが多いけどね。
Flash Magic だと以下のように
HARDWARE(BOOTEXEC,50,100) DEVICE($D,$X) ERASEUSED(!H,PROTECTISP) HEXFILE(!H,NOCHECKSUMS,NOFILL,PROTECTISP) COM(3,115200)
lpc21isp だと以下のように
-wipe -control -hex !H com3 115200 12000
Utilities

7.コンパイルする。
エラーもないようだ。ファイルサイズはオリジナルに比べて若干大きくなってしまった。
uVision4

8.書き込み
あっという間に書き込みが終わって LED がちかちかしている。
成功だろう。たぶん...


そうそう、コンパイルオプションは -mcpu=cortex-m1 のままだがこれも問題にはならないようだ。


環境: TRZ1104A(LPC1114) + Keil µVision4 + GCC

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