KPIT GNU Tools (16) GNUSH v0601 Windows Tool Chain (ELF)2010年11月11日 21時56分04秒

SH7237/7239
今回追加するデバイスは SH7237/SH7239
まだ入手していないので動作テストするのは先の話になる。
コンパイラのバージョンは KPIT GNU Tools GNUSH v0601
HEW のバージョンは 4.07.00.007


まずスペックを整理してみよう。
ROM Start : 0x00000000
Vector Table End : 0X000003FF
ROM End : 0x0003FFFF  (SH723x5=0x0007FFFF)
Ram1 Start : 0xFFF80000
Ram1 End : 0xFFF87FFF
Ram2 Start : 0xFFF90000  (SH723x5)
Ram2 End : 0xFFF97FFF  (SH723x5)
ここでは SH723x4 の設定だけにしよう。


ではさっそく始める。


①デバイス名を追加。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\capp.det
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\cppapp.det
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\lib.det
 SH2a (No FPU) の項目に SH7237 を追加。
 SH2a の項目に SH7239 を追加。


②デバイス名とそれに対応するヘッダーファイル指定を追加。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\slib.det
SH2a (No FPU)の項目に SH7237 を追加してヘッダーファイルを指定する。
SH2a の項目に SH7239 を追加してヘッダーファイルを指定する。
例)
 [SH7237]
 header\7237.h


③ヘッダーファイルを追加。
作成したヘッダーファイルを指定ディレクトリに入れる。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\SH2a (No FPU)\header\7237.h
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\SH2a\header\7239.h


④リンカースクリプトを追加。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\scapp.det
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\scppapp.det
SH2a (No FPU)の項目に SH7237 を追加してヘッダーファイルを指定する。
SH2a の項目に SH7239 を追加してヘッダーファイルを指定する。

 

 

[SH7237]
header\7237.h


 

 

[SH7239]
header\7239.h


⑤ベクターテーブルを追加。
C:\Program Files\Renesas\Hew\System\Pg\KPIT GNUSH-ELF\vcapp.det

 

 




ただし、 SH7239 は FPU なしで使わなければならない。
さらにレジスタバンクも使えない。
Kpit GNUSH v0601 はこの2点がいまいちだ。


環境: (HEW Version 4.07.00.007) + (KPIT GNUSH v0601 Windows Tool Chain (ELF))
参考: KPIT GNU Tools and Support

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